掲示伝道(9月no1)

「 今日ほめて明日わるくいふ人の口 なくも笑ふもうその世の中 」


 自分に対する陰口をまったく気にしないという人は、稀ではないでしょうか。多くの人は大なり小なり気になるものです。人の中には、自分にかけられた悪口を聞いて耐えられず、自死される人がおられるのも事実です。しかし、よしあしの評価は、その人その人の勝手な尺度、つまりは好い加減な評価であって、まったく気にすることはないのでしょう。

「世間虚仮」とも言います。世間の評価で右往左往している人間社会を一休禅師は嘘ばかりの世の中だと、世の中の人を戒められているのでしょう。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です