掲示伝道(2月no1)

「 かりそめの別れと今日を思へども、いさやまことの旅にもあるらん 」


「あの人は大変優れていて、先見の明がある」などと言いますが、しかし「一寸先は闇」、明日のことが本当に分かる人などいるはずもありません。分からないからこそ私たちは生きていられると思われます

。夜、床について明朝目が覚める保証は何人にもありません。朝、夫が、妻が、子どもが「行って来ます」と出掛け、「ただいま」と元気に戻ってくる保証もありません。

「諸行無常」の世の中です。時々そのようなことに思いを巡らすことも、大事なのではないでしょうか。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です