掲示伝道(12月no1)

「 眼は色相を以て食とし 耳は音声を以て食とす 」


食というと口から食べることだけを思いがちですが、仏教では眼も耳も、鼻と云った諸器も食すると説かれてあります。

私たちは日常の食事も栄養を、美味を考えて食しておりますが、同様に眼にも美しい色や姿を観賞するように心掛けたり、清く澄んだ音声を聴聞し、心静まる芳しい香りを味わうことは、人間にとって健全な心身を培うためにも大事なことと思われます。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です