掲示伝道(11月no1)
「 根機つたなしとて卑下すべからず 仏に下根を救ふ大悲あり 」
阿弥陀仏とはどんな仏さまですかとお尋ねすると、「罪悪深重煩悩熾盛の衆生を救わん」との願いを起こされて、その願成就された仏さまとお聞かせくださる。さすれば自分の都合で多くの生きものを殺傷し、また起こすまいとは思えど、欲やら瞋りやら妬む思いが止めどない下劣なる私のようなものをこそ目当てとしてお慈悲をお注ぎくださるみ仏に、ただただお念仏申すとともに手を合わすばかりであります。
良寛さまは、「愚かなる身こそなかなかうれしけり 弥陀の誓ひにあふとおもへば」と詠われております。
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