掲示伝道(8月no1)

「 そしるまで たとい咎ある人なりと 我があやまりは それにまされり 」


「どんなに愚かな人でも、他人のことはよく分かる。しかし、どれほど賢い人でも自分のことは分からないものだ」とよく云われます。

『蓮如上人御一代記聞書』のなかで、「人のわろ(悪)き事は、能(よ)く能くみゆるなり。わがみのわろき事は、おぼえざるものなり」と蓮如上人は仰せられております。

他人のことを批判非難や謗(そし)ったりするときは、自分のことはまったく棚に上げ、忘れていなければできないことのように思われます。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です