掲示伝道(4月no1)

「 外を見る目が鋭くなればなるほど 内を見る目は鈍くなるようだ 」


 「灯台下暗し」という諺が御座居ますが、灯台の明りが強ければ強いほど、脚下はより暗く感じられます。

 近頃の人の多くは、広く教養を身につけ、昔の人に比べて視野が広がり、それ故に外を見る目が鋭くなり、他に対する批評批判が烈しくなっているように感じられてなりません。外を見る目が鋭くなると、内を見る目が鈍くなってしまうように思われます。

 昔の人は外を見る目は鋭くなかったかもしれないが、其の代わり内を見る目をお持ちで、常に自身を顧みて反省し、その故、他を批判、攻撃することは少なかったように思われます。しかし、近頃は他への誹謗中傷を目や耳にすること頻りに感じられてなりません。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です