掲示伝道(11月no1)
「 人格者は自分の同意者よ異見者の声に耳を傾ける 」
私たちは人と話していて意見が異なり言い合いになったりすると、依怙地になって執拗に自分の考えを主張したがることがありますが、しかし人格者といわれるような人は自分に同意するものより異見者の話をよく聞こうとされるものです。それは、人格者といわれる人は「自分の考えが本当に正しいか」、それを確かめるためにも、心素直に反対する人の意見に耳を傾けようとされるのでしょう。
聖徳太子のような大人格者は十七条憲法において「我れ必ずしも聖にあらず、かれ必ずしも愚にあらず。共に是れ凡夫のみ」、また「かれ是なる時は、即ち我れ非なり。我れ是なる時は即ち、かれ非なり」と仰られてあります。人格者になればなるほど、自分を強く主張することなく、人の意見を素直に聞くことのできる耳をお持ちのようであります。
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