掲示伝道(10月no3)

「 ないものを欲しがり 愚痴に生きる人あり

        あるものを感謝し 喜びに生きる人あり 」 


いろいろな目的や目標に向かって努力して生きるのが人間だとも思われますが、しかし、ややもするとその目標が果てしない欲望となり、身を滅ぼすことにもなりかねません。狂歌に「世の中は一つ叶えばまた二つ、三つ四つ五つ六づかしの世や」などとあります。例えば、財欲でも財ある人ほど財欲が深いともよくいわれます。

食欲でも美味しいものを食すると、より美味しいものを追い求めて尽きず、美味しいものを求めて遠方まで足を運ばずにはおれないことにもなります。

そのように考えますと、欲を追い求めて不足をいいながら生きる人生よりも、いま与えられてあるものに満足し感謝して生きる人生こそ豊かな人生と言えるのではないでしょうか。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です