掲示伝道(9月no2)

「 若さには老いが 健康には病が 生に死が付随している 」


釈尊が迦毘羅城の王子でいらした頃、街中を散策されていると杖をつきながらよたよたと歩く老人を見られて、我が身も老いる身であることに気付かれ、また或る日には、たいへん苦しそうにしている病人を見て、我が身も病む身なのだと気付かれ、更に次には荼毘に付されている死人を見て、我が身も何時かは死ぬ身であることを知り、深く苦悩されて、此の老病死の苦悩の解決を求めて出家されたと伝えられております。

私たちも誰一人老病死から逃れられぬ身であることを常に忘れずに生きることは、どうでもいいことに惑わされずに人間としての慥かな人生を歩む上で大事なことではないかと思われます。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です