掲示伝道(6月no2)
「 かりそめの 別れと今日を思へども いさやまことの 旅にもあるらん 」
私たちは日常、家族が外出する時は、特別な思いを懐くことなく「行ってらっしゃい」と軽く声をかけて送り出すのではないでしょうか。それはまた、必ず元気に戻ってくることを全く疑っていないからでありましょう。しかし、その別れがこの世での永遠の別れとなることは幾らでもあることではないでしょうか。
「一期一会」といいますが、今、此の人との出遇いは、此の世での最後の出遇いだとの自覚をもつことは、大事なことのように思えてなりません。さすれば、一つひとつの出遇いが掛け替えのない有難い出遇いと、重く受け取ることができるのではないでしょうか。
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