掲示伝道(6月no1)

「 よそめにも とふとかりけりみ仏の み姿拝む人のすがたは 」


この歌の詠人は、京都女子大学の創設者で、浄土真宗篤信のお方であったとお聞きしております。病人を献身的に治療看護される医療従事者の方々、また、災害地に趣き黙々と活動されるボランティアの方々、更には赤児をあやす母親の姿等々、人としての美しい姿は諸々ありましょうけれども、両の手を合わせてみ仏を静かに拝む人の姿ほど美しく、また尊く思われる姿はないのではないでしょうか。

差別動乱の尽きない人間社会ですが、争乱を超えた一味平等の世界をかたちに表したのが合掌の相ではないでしょうか。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です