掲示伝道(4月no3)
「 蝸牛 どこで死んでも 殻の中 」
露の身は ここかしこにて 消えぬとも 心は同じ 花のうてなぞ
これは法然上人が詠まれた歌と聞いておりますが、何人も逃れ難きは死であり、またその縁は無量であります。如何なる最期を迎えるか分からないのが本当のところであります。
しかし、先の法然上人の歌の意を戴けば、念仏に生きる行者は如何なる最期を迎えようとも一味平等の弥陀の浄土へお迎えくださるといただかれます。
『仏説阿弥陀経』にも「諸上善人 倶会一処」とお説きくだされてあります。諸々の上善人のお方たちと倶にお会いできる世界に身をおかしていただけると聞かされれば、何時如何なる死を迎えようと、何ら不安なく最期を迎えることができるのではないでしょうか。
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