掲示伝道(1月no3)
「 うららかな春は きびしい冬のあとに来る 」
「苦あれば楽あり」と申します。苦しみがあればこそ、楽しみもあるということでしょう。同じように悲しみがあればこそ、喜びがあると云えます。悲苦がなければ喜楽もないのでしょう。
雪深く、厳しい厳しい冬を耐えたればこそ、寒さが緩み雪解け水が小川に流れ込むそのせせらぎに春の訪れを知らされたときの喜びは、厳しい冬を耐え抜いた人だけが味わえる喜びでありましょう。
春の訪れを心待ちにしているのは、人間ばかりではありません。多くの動植物も春の訪れを凍土の下で、厳冬の中でも春を迎える準備に余念がないものと思われます。私たち人間も厳しい厳しい時期を耐え忍んできた人ほど、喜び深い人生を歩むことができるのでしょう。
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