掲示伝道(12月no1)

「 十億の人に十億の母あるらんも わが母にまされる母ありなんや 」


 「母が痩せると子が太る」という諺を聞いたことがありますが、この諺の意味は「母親というものは、我が身を削って我が子を立派な大人に育てる」ということのようです。石川啄木は「戯れに母を背負いて そのあまり軽きに泣きて 三歩歩まず」と詠んでおりますが、母親というものは我が子のためなら身を惜しむことなく、我が身以上に愛おしい存在なのでしょう。実の母なればこそです。

人の数だけ母は存在しますが、吾が母は一人しかおりません。何人も第一の宝は母ということを忘れてはならないと思います。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です