掲示伝道(7月no3)
「 球遊び狭い狭い運動場 草むしり広い広い運動場 」
狭い土地などを「猫の額」などと表現しますが、各地の名刹の境内に比べると、私がお預かりしている寺の境内はまさに猫の額であります。名刹にお参りさせていただき、自坊に戻ると「狭い寺だな」と感じますが、忠実に草むしりや清掃を為す折りには広く感じたりもします。
この様な感情は空間ばかりではなく、時間の上でもよくあります。楽しく愉快なことは時間の経過が速く感じ、苦しく嫌なことは時間の経過が遅く感じられるものです。
しかし、広い狭い、速い遅いの感覚は、自身の迷妄ということでしょうか。
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