掲示伝道(4月no1)

「 花咲かす、見えぬ力を「春」という。

     人となす、見えぬ力を「佛」という 」藤元正樹師 


 草木が芽吹き、花々が鮮やかに咲き誇る季節となりました。私たちはこのような草木や花々によって。季節を感じて生きています。

 しかし、私たちは季節が巡れば当たり前のように花は咲くものだと思っています。でも、本当にそうでしょうか。さまざまな縁が重なって、花は咲いているのでしょう。仏教ではそれを縁起と教えます。私たちの思いを超えた、まさに不可思議なはたらきによって、花は咲いているのでしょう。

 私たちのいのちも一緒です。「いま・ここ・私」が生きていることに何の疑問も抱いていませんが、さまざまなご縁によって私は存在し、そのいのちは見えない力、はたらきによって生かされているのです。そのいのちの力、はたらきを仏教では「仏」というのです。

 仏は私たちに、その不可思議ないのちに目覚めよと、南無阿弥陀仏の名号となって私にはたらきかけてくださっています。一瞬、一瞬有限の尊いいのちに目覚めよと。

 南無阿弥陀仏のお念仏の生活の中に、改めて我が身を教えられ、その身を大切に生きる生活を心がけて生きていきたいものです。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です