掲示伝道（１月no１）

「　謹賀新年　毎朝元旦　一日一期　」　

もう何年になりましょうか。新しい年を迎えるごとに寺の掲示板に「毎朝元旦　一日一期」の句を書いております。陽は東から昇り西に沈むということで、新年を迎えたからといって特段変わったことはないように思われますが、しかし年が改まると数多の人は「一年の計は元旦にあり」ということで、今年こそはと志を新たにされるのではないでしょうか。

しかし、折角懐いた志も日が経つにつれ薄弱になり、いつの間にか忘れてしまうということがないでしょうか。そのようなことがないように、毎朝元旦を迎える思いで、また一日が一生との覚悟であれば、一日一日を大事に生きることができるのではないかとの思いで、この句を書いているのですが。