掲示伝道(3月no2)

「 愚かなる身こそなかなか嬉しけれ 弥陀の誓いにあうと思えば 」


私たちは常日頃、利根な人を見ると羨ましく思い、自分の鈍根なるを嘆き悲しんだりします。しかし、利根な人ほど解決しようのない苦難に直面した折でも、何とか自分の力で解決しようとして踠き、いよいよ苦悩の泥沼にうずまっていくようですが、自身を愚鈍な罪深き身と悲しむ人は、罪悪深重煩悩熾盛の衆生こそ救わんとの阿弥陀仏のご本願に遇いぬれば、永遠の救いに値いて罪悪のみを喜びに転成せしめられるのです。

真宗大谷派 霊苔山 金相寺

親鸞聖人の「南無阿弥陀仏」のみ教えを共に聞法するお寺です